売上が伸び悩む中小企業はまず事業領域「ドメイン」の幅を広げましょう!

上手くいっていない中小企業の社長さんの中には世の中が悪い、政治家が悪い、○○が悪いという嘆きや愚痴をこぼされる方がたまにいらっしゃいます。気持ちはわかりますが必要なのは愚痴ではなく自己変革です。考えてみると同じ外部環境下にさらされていても上手くいっている企業もあるはずです。

本来売り上げが伸びず利益が出ないのであれば外部環境を分析し経営戦略を見直すことが必須となります。ただ企業の規模によっては経営戦略に着手するのが難しいところもあるでしょう。そこでまずドメインのみに焦点を絞って設定・見直しを行ってみましょう。ドメインと言ってもインターネットの住所の事ではなく、自社の事業領域の事です。そもそもドメインって何?そんなものうちの会社にないよって思われる社長さん方もいらっしゃるかもしれませんが定款の「事業の目的」を想像されるとイメージしやすいかと思います。
ドメインを設定・見直しするだけで会社の外部環境に対する耐性が劇的に強くなり売上アップが期待できます。

おそらく上手くいっていない企業さんは「何かモノを売る」だけという様にドメインが限定的に設定されていないでしょうか?
例えばガソリンスタンドの経営であれば「燃料の販売」だけという風に。
ドメインの定義は大まかに分けて2通りに大別できます。物理的定義と機能的定義です。物理的定義は「モノ」を中心に発想します。一方機能的定義は「コト」「顧客ニーズ」を中心に発想します。
先ほどの燃料の販売は「モノ」中心の物理的定義と言えます。それを「コト」「顧客ニーズ」中心の機能的定義に変換してみるとどうなるでしょうか?
顧客はわざわざガソリンスタンドに足を運ぶのですから燃料購入の他、車に関する様々なサービスが提供されていれば便利です。自社の資源やノウハウをもとに顧客ニーズを考えていくと出来ることは色々考えられるはずです。となるとドメインの設定はおそらく「燃料の販売→カーケアサービス」という様に変化できるのではないでしょうか。
うちのガソリンスタンド経営はこれからカーケアサービス事業だ!とするとこれまで単に燃料の販売だけやっていたのが洗車・車検整備・車の売買・パーツの販売まで行うガソリンスタンド経営に発想が広がります。ドメインを広く設定すると広い視野で経営をすることができます。ただあまりドメインを広くとりすぎるとターゲットとなる顧客や事業の性格が不明確になりやすいので注意しましょう。

この様にドメインを上手く設定できると会社の業績は急回復するはずです。
時代はモノ消費から体験に価値を見出すコト消費に移り変わっています。最近はトキ消費・ヒト消費なんて言われていますのでドメインは外部環境の変化と共に常に見直していきましょう。

ここで捕捉ですがドメインの定義をより具体化できるエーベルの3次元枠組という手法も存在します。これは顧客軸・機能軸・技術軸をもとにドメインを定義します。ただ今回はドメインを広く設定しようとの趣旨の話しでしたので割愛させていただきました。興味がある方はドメイン設定・見直しの際エーベルの3次元枠組も参考にされると面白いですよ。

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