柑橘類の糖度は病害虫等の被害に影響するのか?甘夏で調べてみた!

無農薬で農作物を育てていると病害虫の被害は避けては通れません。筆者は甘夏を無農薬で栽培していますが、風通しの良い環境を作るなど工夫をしているものの結構被害が出ています。しかも病害虫以外にシカの被害も大きく、樹木の下部は実だけ残して葉をほとんど食べられてしまっています。栄養不足(恐らくマグネシウム不足)で葉が黄化している樹木もあり、これでは光合成が十分にできず糖度に影響を及ぼす可能性があります。また、シカの被害や黄化は、それぞれ樹木の一部分で起こっており、同じ木でも健康な枝葉に成っている甘夏と、被害が出ている箇所に成っている甘夏では糖度に差があるのではないか?色々疑問が出てきます。そこで実際に甘夏のサンプルを収穫し調べてみました。

考察

結果は意外なものでした。
まず糖度に関しては衰弱した木で収穫した甘夏が一番高く、その糖度は最高13.2という、甘いみかんの代表格「不知火」もびっくりの糖度です。しかし食べてみると、酸味と苦みが甘味以上に強く、しかも変に濃厚でとてもマズかったです!実自体もとても小さく、早熟していたのかもしれません。
同じ木でも葉が黄化した枝に成っていた甘夏が、健康な枝葉に成っていた甘夏よりやや糖度が高い結果となりました。健康な枝葉の甘夏より小ぶりだったため糖度が高くなったと考えられます。また、意外にも味も良く今回の試食の中では一番おいしく感じたグループです。シカの被害を受けていた枝に成っていた甘夏は、被害を受けていない枝葉の甘夏と糖度の差は見られませんでした。
糖度の差は樹木ごとで違いが現れるようです。

まとめ
◎大きい果実より小さい果実が糖度が高い
◎同じ木であれば、果実の大きさが変わらなければ糖度はほとんど変わらない
◎同じ木であれば、一部分が被害を受けていても、被害を受けていない箇所の果実と糖度の差はない
◎木全体が衰弱している場合、果実の糖度は高いが、実が小さく美味しくはない
◎糖度の差は各樹木ごとに違いがでる

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