甘夏栽培管理状況のご紹介(4月~9月編)

甘夏栽培の作業状況をご紹介します。4月から9月の半年分です。本来なら都度ご紹介したかったのですが、筆者のブログの準備が整わず、まとめてのご紹介となります。この時期の主な作業は、除草、夏枝の剪定、摘果、施肥、袋掛けとなります。

 4月

甘夏の花
4月 甘夏の花が開花
除草作業
4月 除草作業

4月は甘夏の花が咲き始めました。雑草も生え始めたため、除草を行いました。除草剤を使わないため、刈払機による除草作業となります。ちなみに、後ろ向きで見えにくいですが、筆者はちゃんとゴーグルを着用しています。皆様も草刈りの際は、保護具着用を。

 5月

甘夏の花が散る
5月 花が散り子房が見える

甘夏の花が散り、めしべの根元に小さい子房が見えます。この子房が成長し果実となります。全ての子房が果実になるのではなく、この後、一部は整理落下が始まります。

 6月

雑草に覆われる甘夏畑
6月 甘夏畑は雑草に覆われる

6月は雑草の成長がすごく、あっという間にこんな状況になりました。除草剤が使えないので、本格的に刈払機による戦いが始まります。

 7月

甘夏の実が成長
7月 実が成長
甘夏の木を大胆に剪定
7月 大胆な剪定

小さかった実もずいぶんと成長してきました。この時期は、形が悪い実を粗摘果し、数を整えます。夏枝が出てくる季節ですので、不要な夏枝の剪定を行います。アブラムシやカイガラムシ、カミキリムシ、カタツムリなど害虫が多く発生する時期でもあります。本来なら薬剤による消毒で防除を行うのですが、当農園は無農薬、とにかく風通しと日当たりを良くするしかありません。ここは、思い切って大胆な剪定を行いました。夏場にあまり枝を落としすぎると、木に負担をかけることになり、葉が少なくなると光合成にも影響します。バランスを見ながらの作業となります。ここが無農薬栽培の難しさです。

 8月

甘夏への施肥
8月 施肥

7月から8月にかけ施肥(せひ)を行いました。本来なら梅雨時期の6月に行うのですが、筆者の業務の都合上、この時期となりました。幸い今年は施肥後に雨が適度に降ったので、肥料の効果が期待できそうです。肥料は即効性がある8-8-8の化成肥料(化学肥料)を使用しました。つまり窒素8%、リン8%、カリ8%の肥料です。栽培する甘夏みかんは農薬不使用、化学肥料不使用としたかったのですが、樹木も高齢で、害虫による被害も発生していたため、少しでも樹木に栄養を与えたいという思いで、化成肥料による施肥を実施しました。

 9月

甘夏の摘果
9月 摘果
甘夏の袋掛け
9月 袋掛け

9月は仕上げ摘果と同時に袋掛けを行いました。中々時間が取れなかったこともあり、残りの袋掛けは10月に繰り越しとなります。甘夏に袋掛けなど聞いたことがないと思いますが、害虫や風による枝との擦り傷を防ぐ効果があります。無農薬である以上、袋掛けは果皮を守る上で重要になってきます。使用している果実袋ですが、柑橘用の果実袋は種類が少なく、当然甘夏用はありません。そのためブドウ用を代用し袋掛けを行いました。

本年度半年分の作業経過は以上となります。10月以降は、追ってご報告します。こうしてみると農薬を使用しない為、本来の柑橘類の栽培方法とずいぶん違うことがわかると思います。ユーザーの皆様方の中には、よっちゃんは中々農作業に精が出てるじゃん…と思われているかもしれませんが、正直、現状全体の2割程度しか管理できておりません。収益よりも今年はテスト栽培の年と割り切っていますし、今後は糖・酸度の測定を行うなどし、管理方法の違いで甘夏の果実にどう変化があるか確認してみたいと思っています。果実の今後の成長が楽しみです。

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